投資信託を選ぶとき、リターンの予想は誰にもできませんが、手数料(コスト)だけは事前に100%わかります。だからプロほどコストを重視します。この記事では、投資信託にかかる3つの手数料と、どこを見れば良いかを解説します。
目次
投資信託の3つの手数料
| 手数料 | いつ払う? | 相場観 |
|---|---|---|
| 購入時手数料 | 買うとき | ネット証券では無料(ノーロード)が主流 |
| 信託報酬(運用管理費用) | 保有中ずっと(毎日差し引き) | 年0.1%前後〜2%超まで大差 |
| 信託財産留保額 | 売るとき | かからない商品も多い |
一番大事なのは「信託報酬」

信託報酬は、保有している間じゅう、毎日資産から自動的に差し引かれ続けるコストです。目に見えて請求されないため意識しにくいのですが、長期投資では効きます。
計算例: 100万円を20年間保有した場合、信託報酬が年0.1%なら合計およそ2万円程度ですが、年1.5%なら30万円前後がコストとして差し引かれる計算になります(運用成果を考慮しない単純計算)。同じような中身の商品なら、低コストの方が合理的──これが原則です。
どこで確認できるのか
- 目論見書(こうもくろみしょ・交付目論見書): 商品の説明書。「ファンドの費用」欄に必ず記載
- 証券会社の商品ページ: 信託報酬が一覧比較できる
- 「実質コスト」: 運用報告書に載る、信託報酬+その他費用の実額。より正確なコスト
コスト以外も一応見る
低コストは大前提として、①指数に連動するインデックス型か、運用者が銘柄を選ぶアクティブ型か ②純資産総額が育っているか(あまりに小さいと繰上償還のリスク) ③自分の投資方針に合う中身か──も確認しましょう。
会話でおさらい
まなびちゃん
投資信託って、どれを選べばいいか全然わかりません…
経済太郎
まず「コストは事前に確実にわかる唯一の情報」と覚えよう。同じ指数に連動する商品なら、信託報酬が低い方が合理的だよ。
まなびちゃん
0.1%と1.5%って、どっちも小さく見えますけど…
経済太郎
毎日・何年も引かれ続けるから、長期では何十万円の差になりうる。「ゼロコンマ数%の違い」を軽く見ないのがコツだ。
よくある質問
Q. 信託報酬はどうやって払うのですか?
A. 別途請求されるのではなく、基準価額(投信の値段)から毎日自動的に差し引かれています。
Q. 手数料が高い投信はダメな商品ですか?
A. 一概には言えませんが、コストに見合う付加価値があるかを説明できない商品は選ぶ理由が薄い、というのが一般的な考え方です。
Q. NISAなら手数料もかかりませんか?
A. NISAで無料になるのは売買手数料です。信託報酬はNISA口座でも保有中ずっとかかります。
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※本記事は仕組みの解説であり、特定の金融商品の推奨や投資助言ではありません。数値は仕組み説明のための計算例です。

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