MENU

為替予約とは値上げが数か月遅れてやってくる理由をわかりやすく解説

動画「なぜ円安になると物価が上がるのか」で、「円安の影響は時間差でやってくる」という話をしました。その鍵のひとつが「為替予約」です。この記事で詳しく解説します。

目次

為替予約とは

将来のある時点でお金を交換するときのレートを、いま決めておく契約です。

例えば「3か月後に100万ドルを、1ドル110円で買う」と銀行と約束しておきます。3か月後に実際のレートが130円になっていても、約束した110円で交換できます。

なぜ企業は為替予約をするのか

輸入企業の悩みは、支払いが数か月先なのに、そのときのレートが読めないことです。レートが大きく動くと、同じ商品を仕入れても支払額が変わってしまい、値付けも利益の計画も立てられません。

そこで為替予約でレートを固定し、支払いの予算を確定させます。これは為替で儲けようとする投機ではなく、リスクを減らすための保険に近い行動です。

だから、値上げは遅れて来る

円安が進んでも、為替予約で以前のレートを確保している間は、企業の支払いは変わりません。影響が本格化するのは、予約の期限が切れて、新しい(円安の)レートで組み直すときです。

在庫や長期契約の効果と合わさって、これが「ニュースで円安が報じられてから、数か月遅れてスーパーの値札が変わる」理由になります。

逆もまた同じ — 円高でもすぐには下がらない

円高に戻ったときも、為替予約が残っている間は仕入れコストがすぐには下がりません。「円高になったのに値段が下がらない」と感じる背景にも、同じ時間差が効いています。

※本記事は仕組みの一般的な説明です。実際の契約内容や運用は企業ごとに異なります。

あわせて読みたい・見たい

動画で見たい方はこちら。10分で全体像がつかめます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次